あなたのウェブサイトは警告の対象になりませんか？今すぐGoogle Fontsでチェックしましょう！

2. フォントとは、簡単に言えば活字のこと

英語の「font」という単語は、書字および印刷分野において、ドイツ語に翻訳すると、書体、書体ファミリー、活字、文字、または文字セットのいずれかを意味します。

Google Fonts は、米国のテクノロジー企業 Google LLC が提供するインタラクティブなフォントディレクトリです。ウェブサイト運営者は、1500 種類近くのフォントを無料で利用できます。これらはフリーソフトウェアライセンスであり、すべてのユーザーがいつでも無料で何度でも使用できます 。 ライセンス料も、いかなる義務やその他の制約も一切ありません。

それはGoogleからの贈り物のように聞こえます – そうではありません！

なぜなら、Google は見返りを期待するだけでなく、事実上自動的にそれを手に入れるからです。その条件とは、Google Font を 1 つでも無料で使用した場合、Google はそのユーザーの IP アドレスを、Google のその他の用途のために無料で登録する、というものです。

この取引は表面的には論理的で公平に聞こえます 。 、契約と利用のパートナーであるGoogleとウェブサイト運営者のみが関与し続ける場合に限っての話です。

しかし、そうではありません！

ウェブサイト上でGoogleフォントを使用するには、直接ダウンロード、つまりアップロード（ウェブサイト運営者のサーバーへのアップロード）を行わない方法があります。その結果、ユーザーがウェブサイトにアクセスすると、Googleフォント、つまりGoogleの書体が自動的にダウンロードされます 。 その結果、外部ウェブサイトがアクセスされるたびに、関連するデータが Google LLC に直接転送されます 。 キーワード：すべての IP アドレスは Google に直接送信されます。

3. Google Fonts とデータ保護 – Google によるダウンロードが問題

欧州司法裁判所（EuGH）の最新の判例によれば、動的IPアドレスと静的IPアドレスの両方が個人データとみなされます 。 、それらは特別に保護されています。IPデータの保存、いわゆるデータ保存は、厳しい法的制限が設けられています。

しかし、個人データの転送は、一方では本人の同意なしに、他方では本人の知らないうちに、さらに困難であり、ほとんど不可能です。

個人データとは、生存する個人を識別できるあらゆる情報を指します。IP は、当該コンピュータのアドレスであるインターネットプロトコルの略称です 。 キーワード：住宅の番地に例えることができます。1台のコンピュータに複数のIPアドレスが割り当てられる場合もあります。逆に、PCとIPアドレスが同一であることがむしろ一般的です。

GDPRおよび連邦データ保護法（BDSG）の規定により、IPアドレスの収集、保存、および利用は、法的要件に厳格に準拠する必要があります。

BDSG（ドイツ連邦データ保護法）によれば、ウェブサイトのすべてのユーザーは、自分の個人データが収集されるかどうか、またその事実について事前に通知を受ける必要があります。そのため、適切に作成されたデータ保護に関する声明が不可欠となります。

4.最近の判例 –2022年1月のミュンヘン地方裁判所判決

個人データの保護、人格権の保護、そしてもちろんそれに関連するデータ保護違反は、長年にわたり社会的な常連トピックとなっています。これは Google Fonts にも影響しており、それに関連して、 – 正当なものも不当なものも含む、Google Fonts に関する警告の増加にも影響しています。

現在の判例は、2022年1月20日にミュンヘン第一地方裁判所が下した関連判決によって特徴づけられています。 「個人情報保護法違反による人格権の侵害」と題されたこの判決の要旨は、「ウェブサイトの所有者が、第三者がそのウェブサイトにアクセスした際に、その動的IPアドレスを自動取得し、第三者の同意なしにGoogleに転送した場合、情報自己決定権および人格権の侵害となる」というものです。

その意味は明確で明白です！

この判決の法的根拠は、広義では民法第823条です。 したがって、ユーザーの動的 IP アドレスを Google LLC に無断で提供することは、ウェブサイトを利用する者の非公式な自己決定権という形で、一般的な人格権を侵害する行為となります。その非公式な自己決定権には、IP アドレスなどの個人情報の開示および再利用について、自ら決定する権利も含まれます。

ウェブサイトへのアクセスと同時に、アクセス元のIPアドレスが自動的にGoogleに転送されます。このデータ保護違反は、ユーザーが転送に同意していない、あるいは事前に同意していない限り、ウェブサイト運営者に帰属、つまり責任が帰せられます。そして また ユーザーが事前に自分のIPアドレスを暗号化することにも義務はない。

この判決およびその結果について、その他の法的根拠は、BDSG第12条第1項および第2項、BDSG第3条第1項、ならびに一般データ保護規則（GDPR）第4条第1項です。

5.Google Fontsの組み込みと警告–ダイナミック vs. ローカル

Google Fonts を動的に、つまり自動で組み込むことは、Google Fonts へのサーバー接続を確立することで有効になります。Google のサーバーに接続することで、選択したフォントが提供されます。接続の確立中に、IP アドレスが個人データソースとして送信されます。動的の別名は、リモート組み込みです。

Google Fonts をローカルに組み込むとは、選択した Google Font を独自のサーバーでホストすることを意味します。そこから、ホームページが呼び出されると Google Font が読み込まれます 。 IP アドレスが第三者に転送されることはありません。

要するに：アクセスしたウェブサイトは、始まりであり終わりでもある であり、 それ以上進むことはできません。他の誰も関与しておらず、外部の人間はアクセスできません。

6. Google Fonts から警告を受けた場合 –どうすればよいか

Google Fonts の警告では、2つの事実が指摘されています。

• Googleフォント自体
• Google Fonts の警告に関する法的措置

Google Fonts を今後も利用し続けるために、ウェブサイトを法的に安全なものにするには、これまでのように動的にフォントを組み込むのではなく、今後は自社のサーバーからローカルにフォントを組み込む必要がある。

Google Fonts の警告は冗談では済まされません。警告を受けた者は、これを無視せず、対応すべきです。弁護士による法的アドバイス、必要に応じて法的代理人を依頼することをお勧めします。IT 法の専門弁護士が最適です。

多くの場合、法律事務所とIT企業であるシステムハウスが協力関係にあります。これにより、Google Fonts の警告を受けた後、ウェブサイトが完全に法的要件を満たすことが保証されます。

7. 結論 – Google Fontsをローカルに組み込むことで、ウェブサイトは法的安定性を確保できる

• 結論として、ミュンヘン地方裁判所による現行の判例によれば、動的フォントに関しては、Google Fonts による警告は正当であると認められる。
• このダイナミズムが自社サーバーでのホスティングによって中断され、さらにデータ保護規定でその旨が明記されている場合、そのウェブサイトは完全に法的安定性があると言えるでしょう。